[UNDER　WORLD；]




時間や空間、全ての因果関係から逸脱した存在。

言語、アイデンティティーも持たずに、世界の細部に存在し、また存在せずに。

立ち上がり、消え、また揺れながら立ち上がり、消える。

形骸もなく、透き通っている抽象の中、淀みながら。

極端に美しい静寂と共に、また圧倒的な騒音の中に。





現実と意識の壁に挟まれて、

物静かに美しく捩れ、朽ち行く、純粋で不確かな存在の提案。





枯れつつも純粋な白、グレー、ベージュトーンへのグラデーション。

対比する存在としての黒。






緻密なテーラーリングの再構築。

更なるシルエットの追求。






甘く織られた生地から生まれた落ち感、幾重にも重ねられた皮膜状のニット。

其処から生まれた緩やかなドレーピング。







メタルファブリックによる、捩れた落ち感。

サテン、シルク、レーヨン、などから作られた、柔らかく、枯れた光沢。






ベジタブルタンニングで極限まで柔らかく鞣されたカーフ。

裏面を使ったったラムレザー。

白く晒された、古いミリタリー、デニム。